「結婚の挨拶ってどうやってすればいいんだろう?」
そんな風に慌ててはいませんか?
彼女へのプロポーズが成功して、喜び幸せな気持ちに浸っているのも束の間。
今度は、お互いの両親へ結婚挨拶をしに行かなければなりません。
結婚をする時には、育ててもらった両親にもしっかり祝福してもらいたいですよね。
しかし、結婚の挨拶をする時には、絶対にやってはいけないこともあるんです。
この記事では、結婚の挨拶の基本的な流れや両親への結婚の挨拶を成功させるために気をつけるポイントをまとめてあります。
両親への結婚の挨拶 基本的な流れ
まずは、両親への結婚の挨拶の基本的な流れについて知っておきましょう。
基本的な流れ(まとめ)
① 両親に都合の良い日を聞き、挨拶の日取りを決める。
② 事前に相手の両親に相手の名前や年齢、職業、人柄などを伝えておく。
③ 当日着る服や手土産の準備をする。
④ 当日は家の近くに早めに着き、気持ちを落ち着かせてから家へ訪問する。
⑤ 玄関先で軽く挨拶をする。
⑥ 席に座る前に手土産を渡す。
⑦ 自己紹介や馴れ初めの話をする。
⑧ あなたから結婚報告の話を切り出す。
⑨ 2時間程度お邪魔して帰宅。
⑩ 帰宅後、改めてお礼の電話をする。
⑪ 後日、「お礼状」を出すと好印象。
このように、結婚の挨拶を済ましていけば良いでしょう。
一連の流れが終わったら、もう一方の両親も同じ流れで挨拶に伺いましょう。
では、それぞれの流れについて解説していきましょう!
① 両親に都合の良い日を聞き、挨拶の日取りを決める。
結婚の挨拶は非常に大切なイベントなので、日程を決める際には相手の両親の都合を最優先に考えることが大切です。
両親に都合の良い日を直接聞くことで、誠実な態度を見せられます。
この時、電話での確認や、直接お会いして聞くなど、メールやメッセージだけで済ませず、温かいコミュニケーションを心掛けると良いでしょう。
年末年始やお盆などの忙しい時期は避け、ゆっくり話ができる日を選ぶと、スムーズに進められますよ。この一歩が成功すると、後の流れもきっとうまくいくことでしょう。頑張って!
② 事前に彼女から両親に相手の名前や年齢、職業、人柄などを伝えてもらう。
結婚の挨拶は、相手の両親にとっても大切な出来事です。だからこそ、挨拶前にしっかりと自分のことを伝えることが大切です。彼女から相手の両親へ、自分の名前、年齢、職業、人柄などを紹介してもらいましょう。
この事前の準備が、挨拶の当日に相手の両親ともっとスムーズにコミュニケーションを取る助けになりますよ。
③ 当日着る服や手土産の準備をする。
挨拶の日が近づいてきたら、当日の服装や手土産の準備を始めましょう。最初の印象は大事ですからね!
- 服装:清潔感があり、きちんと感のある服装を選びましょう。派手すぎず地味すぎない、自分らしいものがおすすめです。ちゃんとアイロンをかけるといい印象になりますよ。
- 手土産:3,000~5,000円程度で相手の両親が喜びそうなものを選ぶのがポイント。季節の果物や地元の名産品など、心がこもったものがいいですね。
この準備は、相手の両親への敬意の表れでもあるので、丁寧に選んでください。
初めて会う相手の両親に、いい印象を持ってもらえるように頑張りましょう!
④ 当日は家の近くに早めに着き、気持ちを落ち着かせてから家へ訪問する。
この大切な日に遅刻するわけにはいかないですよね。だから、早めに家の近くに着くことがおすすめです。
- 早めに到着:交通渋滞や迷いなどを考慮して、少し早めに出発しましょう。だけど、早すぎるのも避けたいので、ちょうど良いタイミングを見計らうのがポイントです。
- 気持ちを整える:到着後は、近くのカフェなどでゆっくりと一息ついて、気持ちを落ち着かせましょう。緊張していることでしょうから、深呼吸をして、今日の目的と自分の気持ちを確認するといいですね。
- 最終チェック:服装や髪型などの最終チェックも忘れずに。鏡でしっかり確認して、ピッタリの状態で訪問しましょう。
相手の両親と初めて会うことは、ドキドキするもの。だけど、この準備をしてしっかりと気持ちを整えれば、きっと素晴らしい挨拶ができるはずですよ。頑張って、自分らしい挨拶をしてくださいね!
⑤ 玄関先で軽く挨拶をする。
お相手の家に到着したら、まずは玄関先での挨拶が重要です。ここでの挨拶が最初の印象になるので、ここぞとばかりにしっかりとやりましょう。
- 笑顔で挨拶:初対面の人とはいえ、笑顔で自然体で挨拶すると、親しみやすい印象を与えられますよ。
- しっかりとしたあいさつ:きちんとした言葉遣いで「初めまして、○○と申します。本日はよろしくお願いします」といったあいさつを心がけましょう。
- 丁寧な態度:体の動き一つ一つにも気を付けて、頭を下げたり、視線を合わせたりすることで、相手に丁寧な態度を示すことができます。
この玄関先での挨拶が成功すると、その後の流れもスムーズになることでしょう。気になる初対面でも、自分らしさを忘れず、素直な気持ちで挨拶をすることが大切ですよ。
⑥ 席に座る前に手土産を渡す。
家に招かれた際のマナーとして、手土産は欠かせません。席に座る前、最初の挨拶が済んだタイミングで、手土産を渡しましょう。
- タイミングの重要性:玄関での挨拶後、席に座る前のタイミングが一般的です。このタイミングで渡すことで、スムーズに次の流れへとつなげられます。
- 渡し方にも気をつけよう:「今日はお招きいただき、ありがとうございます。これ、お持ちしましたのでどうぞ。」と感謝の言葉を前に述べると、礼儀正しさが伝わります。
手土産の渡し方一つで、相手にどれだけ気配りができるかが伝わります。心地よいスタートを切るためにも、この部分のマナーを忘れずに実践しましょう。
⑦ 自己紹介や馴れ初めの話をする
この段階での自己紹介や馴れ初めの話は、とても重要なパートですね。心の距離を縮め、信頼を築く第一歩になります。
- 自己紹介:「初めまして、私は○○と申します。仕事は△△をしております。」といった基本情報から始めましょう。趣味や特技など、少し個人的な話も交えると、親しみやすくなります。
- 馴れ初めの話:どうして二人が出会い、結ばれることになったのか。そのエピソードを素直に伝えると、相手の両親も二人の関係をより理解してくれるでしょう。「実は私たち、○○で知り合いました。最初は△△だったんですが…」といった感じで進めるとよいですね。
- 話し方に注意:話し過ぎず、聞き手が飽きないように心掛けることが大切です。話の途中で相手の反応を見ながら、適切な長さとテンポで話すといいですね。
- 相手の反応にも目を向けて:自己紹介や馴れ初めの話をしながら、相手の両親の反応もしっかりと見て、共感を示したり、質問されたら丁寧に答えたりしましょう。
ここでの会話が次のステップへの架け橋になりますから、自然体で、でも真剣に取り組んでみましょう。
⑧ あなたから結婚報告の話を切り出す
この部分は、全ての目的の中心となる大切な瞬間です。しっかりとした準備と心のこもった言葉で、相手の両親に二人の決意を伝えましょう。
- 話の切り出し方:自己紹介や馴れ初めの話の後、自然に結婚の話に入れるようにしましょう。「このようにして私たちは深い絆を感じるようになりました。そして、お互いの一生を共にする決意を固めましたので…」など、滑らかなつなぎがいいですね。
- 正式な言葉で:「○○さんと結婚させていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます」といった、きちんとした表現を使うと良いでしょう。
- 感謝の気持ちを忘れずに:「これまで○○さんを育てていただき、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちも忘れずに伝えると、より心からのお願いと感じてもらえるでしょう。
- 真剣な態度で:この部分は真剣な態度で伝えるべき内容です。軽く言わず、相手の目をしっかり見て、決意を伝えましょう。
両親の反応や質問もあるかもしれませんから、しっかりと向き合って答えていく姿勢が大切です。ここが順調に進めば、一番重要な部分はクリアです。深呼吸して、しっかりと伝えることができるといいですね!頑張りますよ!
⑨ 2時間程度お邪魔して帰宅
結婚の挨拶の訪問は、無駄に長くならないように心掛けたい部分です。2時間程度がちょうど良いとされています。
- 時間の配分:訪問の最初は緊張感があるかもしれませんが、自己紹介、馴れ初めの話、結婚の報告など、大切な話をゆっくりと進める時間が必要です。その後の雑談も心地よく楽しんで、お互いをより深く知る良い機会にしましょう。
- 適切なタイミングでの帰宅:どれだけ楽しい時間であっても、2時間程度で帰るタイミングを見計らうことが大切です。「そろそろ失礼させていただきます」と丁寧に言い、相手が無理に引き留めないよう心掛けましょう。
- お礼の言葉を忘れずに:帰る際には、「今日はお時間をいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」といったお礼の言葉を忘れずに。
- 笑顔でお辞儀:最後は笑顔でしっかりとお辞儀をしましょう。これからの結婚生活に対する真剣な決意と感謝の気持ちが伝わるでしょう。
この訪問時間は、お互いの心を通わせる大切な時間です。緊張せず、自分たちの素直な気持ちを伝えることができれば、これからの結婚生活に対する理解と信頼が深まる素晴らしい時間になるはずです。
⑩ 帰宅後、改めてお礼の電話をする
帰宅後、挨拶の訪問を受け入れてくれた感謝の気持ちを伝えるために、お礼の電話をすることがマナーです。
この電話は、親御さんへの尊敬と感謝の気持ちを再確認する重要な時間となります。「今日はありがとうございました、楽しい時間を過ごさせていただきました」といったシンプルな言葉で良いでしょう。
素直な気持ちで感謝の言葉を述べることが、今後の良好な関係を築く第一歩になるはずですよ!
⑪ 後日、「お礼状」を出すと好印象
結婚の挨拶が無事に終わった後、改めてお礼の気持ちを文字にして「お礼状」を送ることは、非常に好印象です。
心のこもった言葉で感謝の気持ちを伝えることで、相手の両親への尊敬と敬意を示します。手書きの文字があればさらに温かみが感じられるでしょう。
これからの新しい家族との関係を深め、信頼を築くための大切な一手紙ですよ!お礼状は、誠実な気持ちが伝わるように丁寧に書きましょうね。
両親への結婚の挨拶で気をつけたいこと20選
次に両親へ結婚の挨拶をする際に、やってはいけない気をつけるべきことを説明します。
- 最初は、男性側が女性側の両親に挨拶するのが一般的。ただし、婿養子の場合のみ男性側の両親が先
- 結婚の挨拶の日取り決めは、直接もしくは電話で必ず自分の口で伝えること
- 事前連絡もなしに、突然自宅へ訪問しない
- 挨拶の日取りは、年末年始やお盆など忙しい時期を避ける
- 両親の実家が遠方である場合は、当日慌てないように近くのホテルを予約しておく
- 手土産は、3,000~5,000円程度で相手の両親が喜びそうなものを選ぶ
- 服装は清潔感を意識して、服にシワや黄ばみなどがないようにする
- 不清潔に見えないように寝ぐせや爪、鼻毛などのボディチェックもしっかりする
- 派手なアクセサリーや香水をつけていくことも禁止。ブランド物もNG
- 結婚の挨拶の時に婚約指輪を薬指にはめているのはダメ
- 家へ入る前に、コート類は脱いでおくこと
- 遅刻は絶対にダメ。早すぎるのも遅刻も迷惑がかかるので2~3分前からピッタリがベスト
- 両親の質問にスムーズに答えられるように、結婚式や結婚後のビジョンについて彼女と事前に話し合っておく
- 座る場所を指定されない限りは、基本的に出入口に近い「下座」に座るのがマナー
- 結婚の挨拶の時には、結婚相手のことを「ちゃん」「呼び捨て」しない。「さん」呼びがベター
- 相手の両親を結婚の承諾を受けていないうちに「お父さん」「お母さん」呼びはNG。「○○さんのお父様」「お母様」と呼ぶこと
- ドラマや漫画などでお決まりの台詞「お嬢さんをください。」は、実は物扱いしているようで失礼にあたる。「○○さんと結婚させてください。」「結婚をお許しください。」と言うのがベスト
- 「幸せにします。」ではなく、「二人で幸せになります。」と謙遜しながら言う
- 「結婚します。」や「結婚することにしました。」などの事後報告のような言い方はNG
- 食事や宿泊の誘いがあっても断るのがマナー。ただし、しつこく誘われた場合には、「お言葉に甘えさせていただきます。」と快く受け取る
以上、気をつけたいこと20選でした。
気をつけなければならないこともたくさんありますし、慣れないことで緊張もするでしょうが、誠心誠意が感じられれば不快に思われることもないでしょう。
頑張ってくださいね。
両親への結婚の挨拶の際に着ていく服装
両親への挨拶の時に、第一印象が左右される身だしなみはかなり重要。
ここでは、男性と女性別に当日の挨拶の服装を説明します。
<男性>
男性の場合は、「清潔感あふれるきちんとしたスタイル」が好ましいです。
基本的にスーツですが、両親が「ラフな格好で良い」と言っているならば、ジャケパンスタイルでもOKです。
<女性>
女性の場合は、基本的に「清楚で上品さがある女性らしいスタイル」が好ましいです。
ブランド物のバッグやアクセサリーを身に着けると、浪費家の印象を与えるのでやめておいた方が良いでしょう。
<まとめ>両親への結婚の挨拶は清潔感漂う身だしなみで紳士的に行うこと
結婚の挨拶は、とても緊張しますね。
でも、両親からの承諾が得られれば晴れて結婚することができます。
そのためには、結婚前の両親への挨拶の時には、事前に二人でさまざまなことを話し合っておいてください。
行き当たりばったりで行ってしまうと、両親からの質問にしどろもどろになり、両親も未来のビジョンが見えずに不安になってしまいます。
また、第一印象が肝心ですから、身だしなみや姿勢は正すように心がけましょう。
誠心誠意対応すれば、両親も快く承諾してくれるはずですよ。