結婚したいけど結婚相談所に登録するのに抵抗がある人は多いと思います。
その理由として、「入会金が高い」「危険なイメージがある」があるのではないでしょうか?
入会金については、システム登録料や初期に必要な手続きなどで掛かるため中々安くはできないものです。
ただ、危険なイメージについては事前にトラブルに巻き込まれない方法を知っていることで少しは解消ができます。
この記事では、結婚したいけど結婚相談所は危険なイメージがあるから入会するか迷っている人のために、結婚相談所で良くあるトラブルと入会前に安全な結婚相談所か見極めるトラブル回避方法を紹介します。
結婚相談所にはトラブルが多くある?
結婚相談所の中には、登録者数を増やすことを目的にしていたり、お金を稼ぐことを目的にした悪質な結婚相談所があります。
そんな結婚相談所での被害は、残念なことに年々増加傾向です。
国民生活センターに寄せられた苦情件数が増加中
国民生活センターへ結婚相談業の苦情・問い合わせ件数の集計結果が公表されています。
なぜこんなに苦情が多いのかというと、結婚相談所を運営しているほとんどが個人だからです。
結婚相談所を運営している約7割が個人事業主で、上場している大手結婚相談所は少数という構成なのが近年の結婚相談所の仕組みです。
このようにほとんどの結婚相談所が個人経営で深い知識がない場合が多いのでトラブルも年々増加してます。。
結婚相談所で良くある5つのトラブル
では、実際に結婚相談所ではどんなトラブルが多く発生しているのか?
良くあるトラブルについて紹介していきます。
トラブルを理解して置く事で、巻き込まれる可能性は軽減できるはずです。
結婚相談所トラブル①サクラを使っている
会員数の水増し目的や入会している会員を騙しお金を取るために、サクラを利用している結婚相談所があります。
「結婚相談所の特別会員バイトやらない? 楽で儲かるよ。登録だけでお金もらえるし」
相談所は、「特別会員」という名前で、口コミを中心に募集を行なっている。
相談所で「お見合い」をする男性のプロフィールを見て、お茶をする、これだけで一回のギャランテイは5000円だったという。
男性が支払うお見合い金は、3~5万円が相場とされているため、S子のギャランテイをひいたとしても、相談所は十分な利益を得ることができるだろう。
引用:exciteニュース「結婚相談所のサクラが語った! 美人との出会いは、詐欺の可能性大!?」
このようなサクラがいることで、男性は毎月費用を払っているのに出会えないということになり時間が経つごとに不満が募り苦情へと発展していきます。
また、男性だけの被害ではなく最近では高収入の男性しかいないと謳い女性から入会金を奪う結婚相談所もあるようなので注意してください。
結婚相談所トラブル②追加費用を請求される
入会前には、説明の無かったオプション料金を請求されて苦情に繋がるケースもあります。
例えば、「1回デートするのに5000円必要」「月5人以上を紹介するにはその分の費用が必要」などといった会員になってから知らされる料金設定。
会員になってから知らされるので、会員としては溜まったものではありません。
結婚相談所に苦情を言っても何も解決せず、国民生活センターや弁護士に相談ということが多いようです。
このような被害に合わないように入会前に契約書をよく確認してから入会するようにしましょう。
結婚相談所トラブル③プロフィール写真と違う
プロフィール写真は、結婚相談所によってどんな写真を使うかが違います。
中には、過度な加工でもOKだったり、ずいぶん昔の写真でも掲載可能な場合があります。
実際に会ってみるまで判断が難しいため、会ってから別人だと苦情に発展することになると思います。
2人会ってみて、プロフィール写真と違う場合は他の会員も同じ可能性が高いため中途解約することをおすすめします。
結婚相談所トラブル④アドバイザーからのフォローがない
入会前はあんなに色々と連絡があったアドバイザー。
いざ入会したら、連絡は業務的な内容ばかりで一切フォローがないなんて事も。
結構な額を払って求めたサービスが受けれないと腹が立ちますよね?
文句を言ったら様々な理由で引き止めに掛かる始末。
入会している期間を長引かせお金を落とさせる目的で、このような対応を取っているので嫌な思いをしたら中途解約しましょう。
そのためにも中途解約については事前に細かく聞いてから入会する事をおすすめします。
実際に入会してみないと、フォローがあるかは分からないのでその時のために前もって準備しておきましょう。
結婚相談所トラブル⑤成婚料をいきなり請求された
ほとんどの人が、成婚料は成婚してから払うものという認識だと思います。
しかし、結婚相談所によっては成婚の定義が違う場合があります。
例えば、「交際がスタートして3ヶ月で成婚とみなす」「成婚料は入会時に前払い。中途解約の場合は返金できない」などです。
このように成婚を定義している結婚相談所もあります。
入会前に説明があったり、または契約書に明記されているはずですので事前に確認しておきましょう。
結婚相談所の入会前にできるトラブルを回避方法
結婚相談所でのトラブルは入会前にあなた自身が注意する事で回避できることがあります。
どんな回避方法か紹介しますので参考にしてみてください。
書面をもらえるか
結婚相談所は、特定商取引法で契約する前と契約した後で2通の書面を入会希望者に渡さなければいけません。
渡されない場合は、行政処分または刑事罰の対象になります。
もし書類を貰えない場合、絶対に契約をしないこと。
知らないか知っててあなたを騙そうとしている悪徳業者の可能性しかないからです。
契約前にサービス・料金の説明がされているか
結婚相談所の初回面談に行く時には、前もって情報を調べて知っているかもしれませんが説明は漏らさず聞いてください。
また、契約書に説明を受けた内容が明記されて相違がないかもチェックしておきましょう。
これを疎かにすると後々、「求めていたサービスと違う」「追加料金なんて…」と後悔することになりかねません。
中には、説明を理解しずらく行うアドバイザーもいるので、ちゃんと理解できるまで何回でも聞き直した上で納得して契約しましょう。
中途解約・クーリングオフが契約書に記載されているか
結婚相談所は、クーリングオフを行えるサービスモデルとなっており契約書に記載していないのはおかしいです。
また、中途解約は出来る結婚相談所と出来ない結婚相談所があるので契約書に記載がない場合は前もって確認しておきましょう。
中途解約料が高いかもと感じたら、契約するのを待って(特商法政令第15条、第16条)と検索して料金が違法な設定でないか確認してみてください。
法外な場合は、契約すると満足の行くサービスを提供されない可能性が高いので注意です。
絶対など実現不可能な会話をされる
入会前の面談で、「絶対」「必ず」などの言葉を使う結婚相談所は注意です。
なぜなら、結婚できるかは実際に活動してみないと分からないことなので、実現不可能なことを言っていたら要注意です。
このような言葉を使う結婚相談所は、入会金や月額目的の場合が多いので気をつけましょう。
結婚相談所の入会後にトラブルが発生した場合の対処法
入会後にトラブルが発生した場合、主にこの3つで対処する形になると思います。
- 国民生活センター・消費生活センターに相談(まずはここに相談)
- 警察に相談(暴行・恐喝・ストーカーなど)
- 弁護士に相談(契約内容・法律に関するトラブル)
まず、入会後にトラブルが発生した場合は国や地方自治体が運営しているお住まい地域の国民生活センター・消費生活センターに相談して今後の対応に聞いてみるといいでしょう。
相談に行く際は、契約書やトラブルの内容をあらかじめまとめて話せるようにした上で相談に行くと内容を理解してもらいやすいのでおすすめです。
さいごに
結婚相談所はサービス業の中でも、トラブルの多い業種と言われています。
今回紹介したトラブルは一例なので、もし今検討している結婚相談所にちょっとでも不安を感じたら入会しないようにしましょう。
ただ、すべての結婚相談所がトラブルばかりという訳ではありません。
大手の結婚相談所なら運営元が大手企業なので、トラブルの可能性は低いでしょう。
「結婚したいけど不安」そんな人は大手結婚相談所から自分の求めるサービス・料金の合う結婚相談所を選ぶ事をおすすめします。
トラブルの知識や回避方法を理解して、結婚に向けての一歩を踏み出していきましょう。